インチアップの際の注意する点は、大きく以下の5つです。
1.外径が変わらないようにする
2.荷重指数が下がらないようにする
3.正しい空気圧で使用する
4.ホイール・車体の干渉に注意する
5.はみ出さないようにする
詳しく説明していきます。
インチアップのタイヤを選ぶ際にまず大切なのは、外径が変わらないタイヤサイズを選ぶことです。
タイヤ外径とは、タイヤの直径のことです。
・なぜインチアップの際タイヤの外径を変えてはいけないのか?
外径が変わると、タイヤが一回転した時の距離が変わってしまうため、メーターと実際の速度に誤差が出てしまいます。
実速度とメーター速度との誤差は規定内にしなければいけません。
・メーター誤差が許容範囲内かの確認方法
車検で合格する誤差の許容範囲は+6%~-22.5%です。
・迷ったら外径が小さくなる方を購入した方が無難
タイヤサイズで悩んだ時は外径が小さくなる方を購入することをお勧めします。
メーターの指す速度と検査メーターに誤差が出てしまうと車検は通りません。
・外径が変わらないタイヤの選び方
では実際に、タイヤの外径が変わらないタイヤをどのように選べばよいのでしょうか。
もっとも簡単なインチアップサイズタイヤの選び方は、自分の車の高位グレードが装着しているサイズを選ぶことです。
荷重指数とは、タイヤ1本で支えられる最大の負荷能力を示す数字のことです。
ロードインデックス(LIとも省略されます)と呼ばれたりもします。
195/65 R15 91 H
上のタイヤサイズ表記でみると、『91』の部分になります。
空気圧は、先程説明した「荷重指数」と関係しています。
インチアップをするとタイヤの厚みが薄くなる(低偏平タイヤ)ので自動的にタイヤ内部の空気も少なくなります。
したがって、インチアップ後のタイヤの空気圧は標準タイヤに比べると大幅に減っている=タイヤの耐久力(耐荷重)が落ちているということになります。
低偏平タイヤはタイヤのたわみが少ない分、見た目での空気圧の変化がわかりにくいので、必ずエアゲージを使って数値で確認してください。
耐荷重を無視して走行していると、バースト・偏摩耗・操縦安定性の低下に繋がります。
そのため、荷重指数を無視せずに、きちんと適正値の空気を入れ、定期的に空気圧点検を行いましょう。
タイヤサイズの変更では、変更後のタイヤが操作時、走行時にフェンダー等と干渉してはいけません。
インチアップをしたタイヤホイールは、タイヤの幅が変わっているため、車体の各部へ当たってしまう可能性があるので十分注意しましょう。
ホイールの干渉は、運転中ハンドルをきった際にタイヤを削ってしまい、大変危険です。
実際にハンドルを全開に切った状態でも干渉していないかどうかしっかり確認しましょう。
タイヤ、ホイールは車体からはみ出してはいけません。純正サイズ以外のタイヤを装着する場合は注意しましょう。
ホイールもタイヤ同様にサイズがあります。
わかりやすい所でいうと、ナットで取り付ける「穴数」、「リム径」、「ホイールの取り付け面」などです。
・タイヤのはみだし許容はタイヤのみ10mm未満
はみ出しタイヤに関しては、道路運送車両の保安基準で規定されています。
この規定では、歩行者などの安全のために、ホイールの中心から上側が前30度・後50度の範囲内がフェンダー内に収まっている必要があると定められています。
平成29年6月より、上記の部分でも10mm未満であれば、タイヤのはみ出しを認めるように法改正されましたが、これはあくまでタイヤ部分のみです。
ホイール部分ははみ出してはいけません。はみ出しが認めらているのは、タイヤ側面にある、ラベリング(タイヤサイズのこと)と、ホイールリムを保護するためのリムガードです。
ホイールはもちろん「ナット」などもはみ出しNGなので、ツライチを目指す際はぜひ気をつけてくださいね。
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